蚕粉末(かいこふんまつ)専門情報サイト
Ⅰ、蚕粉末とは
- 蚕粉末の概要
蚕粉末とは、韓国政府が取得した特許「蚕粉末を有効成分として含む血糖降下剤およびその製造方法」に基づき製造された人体に有益な食品素材です。
完全無農薬で栽培された新鮮な桑の葉のみを餌に飼育された5齢3日という成長期の蚕の幼虫のみを-170℃急速冷凍し、-55℃で48時間乾燥させことにより、人体に有害な科学薬品を使うことなく蚕粉末の酸化を防いでいます。
2、蚕粉末の安全性
蚕に与える桑の葉は新鮮であることはもちろんですが、農薬が少しでもかかっていては使い物になりません。蚕は農薬や殺虫剤に対して非常にデリケートで、少量でも含まれている葉を食べるとその日の内に死んでしまいます。
グリーンシルク蚕の製造過程では念には念を入れて、厚労省認定の検査機関にて475種類の残留農薬検査を実施しています。もちろん検査結果は「全ての農薬不検出」となっています。
またグリーンシルク蚕は特別な加工を施した上質な蚕粉末ですので、とことん素材の新鮮さにこだわり、新蚕だけを原料にしています。
日本国内では「グリーンシルク蚕」というブランドの「蚕粉末」が流通しています。
3、蚕の成分
蚕は桑の葉だけを食べて成長しますから、桑の葉は蚕の成長に大きな影響を与えます。
桑の葉には水分、蛋白質、炭水化物、無機塩類、ビタミンなど蚕の成長には欠かせない栄養素が含まれています。
桑の葉を冷凍乾燥させてその科学的組成を調べてみると、水分含量9~11%、蛋白質は22~24%、脂肪は2~3%、繊維と灰分はほぼ同じで9~11%です。 無機塩類としてはカリとカルシウムがかなり多く含まれています。またロイシン、グルタミン、ルシンなどのアミノ酸も豊富に含まれています。
蚕は桑の葉だけを食べるので、基本的に体内には桑の葉成分が含まれています。
5齢蚕を粉末にして桑の葉粉末と比較してみるとよくわかりますが、桑の葉が蚕の体内に入ったあと、減少する成分と非常に増加する成分とがあります。
蚕粉末には水分4~5%、蛋白質60%、脂肪9~13%、繊維6~7%、灰分9%などが含まれています。
蛋白質と脂肪が増加しているのがよくわかります。特に 増加の著しいものにアミノ酸があります。
アラニン、グリシン、ロイシン、セリンなどの非常に有用なアミノ酸などが2倍~4倍増えます。