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平成24 8 14

KSS協議会ニュース89

                  絹・蚕・桑多目的利用協議会事務局

                      有限会社 プロザテック内

          〒264-0023 千葉市若葉区貝塚町1099-3

        TEL043-234-2631FAX043-234-2632

 

 連日猛暑の日が続いており、第30回ロンドンオリンピックも17日間の開催で各競技の熱戦も終焉を迎えました。喜々こもごもで競技の結果には若者たちの躍動に感動を受けたものでした。 

 第28KSS健康フォーラムも終了してその結果と残念な出来事でありますが今後の取組みについてご連絡を致します。参加するとして不参加のケースが目についたのは、残念なことことであります。不都合なケースが重なったことによるものかと推測しますが、予定は遂行頂けることが望ましいと存知ます。

 

連絡事項

1.第28KSS健康フォーラム(120806;於東京都中小企業振興公社3F4会議室)について

 会員参加者:28、非会員;33

 学生;(課外授業の一環として)58、講師;3/3会員(2

 合計13名/23名 

 

 「昆虫キチンの利用技術の開発と応用」

(独)農業生物資源研究所

遺伝子組換え研究センター新機能素材研究開発ユニット

上級研究員 農学博士 羽賀 篤信(アツノブ)

 3.11の震災の影響は給水搭等の破損、分析機器の損傷などかなりの甚大の影響を受けた、等一般的にはあまり知られていない実情があったことなど話として漏らされた。本会の第1回では「養蚕物の有用成分について~昆虫(蚕)キチン研究の現状と利用~」(30)021204)で講演を頂きそれから10年経過したが、節目としてもその後のとりまとめとして再度講演頂いた。

 昆虫キチンの資源としての利用は未開拓の分野であった。エビ・カニのそれは産業廃物の有効利用で実質的にも膨大な資源量を背景にその利活用も産業的にも多様な企業分野で展開されてきた。安全性についても特に危惧する要因は何ら見出されることもない。蚕キチン・キトサンのエビ・カニにない特性を生かした利活用はまだ残された課題でもある。 

 蚕糸・昆虫バイオテック80,(3)、1932102011)に蚕以外の昆虫キチン・キトサンとの対比も含めて研究結果を取りまとめて頂いている(別刷請求は事務局経由で依頼可能、1部は事務局で保管)。

 

 「環境教育としてチョウの保全~群馬県のヒメギフチョウを例に~」

日本チョウ類保全協会(理事) 

赤木姫を愛する集まり(副会長) 松村 行栄(タカシ)

 生物多様性の課題は近年クローズアップされて久しい。チョウ類の存在はその指標として適性が高い。ヒメギフチョウの食性はカタクリの花の蜜、チョウの保全の活動として英国で15,000の会員(クジャクチョウ)、日本ではチョウ保全(300種)600人とのこと。環境保全への対応は目的実態の相違はあるも我々の協議会の実態とあまり変わりないところもあり、組織上のあり方も含めてその実態が異なるも話しを伺うことにした。チョウの燐粉の解明(雌雄の判別等)ぴかぴか繊維、化粧品等への利活用も現実の世界で役立てられている。ユニークな講演となった。

 

 

 「除染食品と蚕糞炭化物のストロンチウム吸着効果」       

玉川大学農学部生命化学科食品機能化学領域 

教授・博士(水産学) 八並 一寿(ヤツナミ カズヒサ)

 11.03.11は食品の放射能汚染で社会的に、経済的にも一般消費者を含め内部被爆の恐怖に陥っている。除染の課題は健康維持の面からも安心が問われている。震災の激烈な現地の映像を捉まえて改めてその惨状を目の当たりにした。除染食品の必要性、分類(4)、開発指針、機能性評価法等測定上の簡便性等から今回は、放射ストロンチウムが対象に取り上げられた。食材で機能性が期待されてきた蚕糞・蚕沙(サンフン・サンシャ)が候補に挙げられた(5令より2-4令に除染機能がみられたようで、成分の炭化状況が吸着の構造的な面に関連するのか、吸着量は少なくとも規定基準値以下の食材が摂取されることになろうから吸着放射物の処理は下水処理又は自然界への希釈拡散処理で消滅が計れればよいとできるか、その確認実証も必要)。

 ゼオライトにも同様な除染機能が見出された。いづれの炭化物でも対象となりうるか十分ではない。その他シルク末(水不溶)などでは効果は見られなかった。 食材の一環で実用的にも、究明が次の新たな可能性を生み出すことに連携することでその進展を期待したい。 

 

 次回は10月31日():同じ会場(会場での予告で10.6と連絡したが事務局のミスでここに訂正させて頂く)総会と重なるので演題は2題に制約される(1題は「長寿遺伝子と健康」に関するもで筑波大学生命環境系坂本 和一氏に依託してあり、あと1題は未定、会員からのご希望お待ちします)。 

 我々もたゆまずめげず前に向かって少しずつでも前進に期待をかけたい。