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                               平成271228日       

KSS協議会ニュ-ス112 

絹・蚕・桑多目的利用協議会事務局

                             プロザテック内 

                      〒264-0023 千葉市若葉区貝塚町1099-3

                       TEL 043-234-2631  FAX 043-234-2632

                        e-mail:  このメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。

季節の到来も冬の気候に変わって、年末の彩りも見受けられるようになりました。第39KSS健康フォーラム開催:316()予定の会場の予約準備も決まりました。機能性表示食品制度(施行41日より)も始まり、現状(1224日現在)届出件数は171件と推移しております。見合わせしている企業も多いようですが、実質的にも対応商品も散見してきています。一部では賑やかになり動向として流通に役立っているところもみられようです。何はともあれ対象分野が賑やかになり波及効果につながり、健康に衆目が至ることはよしとみたい。

 

連絡事項

* 年会費(27年度:H2710月~H289月)法人会員、個人会員夫々の方々に振込用紙を添付

徴収情況;法人会員:9/10、個人会員:5/8 (未納;1社、3名ずつ、諸般の事情も在りましょうがご連絡をご教示頂きたく、未納者のみに連絡用紙添付、早期に願いたい)。  

* 次回の第39KSS健康フォーラムについて

   会場の変更;東京都中小企業振興公社(秋葉原庁舎会議室貸出休止による:改修工事がほ

2年間にわたり、リニューアルする:H2841日~H303月末まで)の休止。

   よって、 東京都中小企業会館(中央区銀座2-10-18)に変更となる。

  第39KSS健康フォーラムの会場;開催日:平成316日(水)午後1時~5時。

   開催案内を別紙に添付(交通案内も添付)

   

出欠のご連絡;締切り:平成2839日(水)までに、 所属、参加者氏名明記

ファックス又はメールにて(事務局宛:第39KSSフォ-ラム)

    

       「中国蚕糸業の現状と日中連携の可能性」講師:白倫氏、/中国絲綢協会顧問(元蘇州大学副学長、於蚕糸会館6階第1会議室、H27.11.20(金)主催:内外シルク研究会(26回)(中央蚕糸協会)

概要:生産(繭、生糸)乾繭生産:64万t/年間等統計数字をもっての解説もあったが聴取しきれない部分もあったので省略する。江蘇省、雲南省、広西省が生産面でも発展・安定しているようであった。技術的面の立ち遅れもあるようで弱勢産業化がみられるようであり、中国蚕糸業の体質改善もあり、日本への協力要請を願っていた。日中交流で今後に期待する面も多々あるとみているようであった。

        第35回社福協健康食品フォーラム「健康食品のリスクについて考える」H27.11.30,於

全社協・灘尾ホール(霞ケ関)主催:(一般財)医療経済研究・社会保険福祉協会)

1.「食品安全リスク分析からみた」健康食品」畝山 智香子(ウネヤマ チカコ)国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部第三室長

 食品とは、★人間が生きるための栄養やエネルギー源として食べてきた、食べてもすぐに明確な有害影響がないことがわかっている未知の化学物質のかたまり★中にはビタミンや添加物や残留農薬など、構造や機能がある程度わかっている物質もある★長期の安全性については基本的に確認されていない。(昔から食べてきた-とはいえ80を超えるような時代はかってなかった、人工透析や臓器移植などの基礎疾患を抱えたヒトでの経験は乏しい)

 →リスク分析というツールでの安全性を確保する必要がある(定量の比較が大切)。

  「食の安全」には消費者も重要な役割を果たす。→リスクコミュニケーション

  注意を喚起する話題提供であった(資料:1~19頁)。

2.「わが国におけるフードデイフェンス(食品防御)の課題と展望」

   奈良県立医科大学健康政策医学講座 教授 今村 知明

   食品テロの可能性が懸念されている(食品への異物混入事件やらで社会的の大きな

問題なっている。“食品安全”の概念とは別に“食品防御”の考え方が唱えられるよ

うになってきた。意図的に異物や毒物や微生物などの危険物質の混入による「人為

的な食品汚染」に対しては「食品安全」考え方をさらに進めた「食品防御」の視点

が必要になってきた。日本ではアクリフーズ事件を受けて2014年に開催された農林

水産省の「食品中への意図的な毒物等の混入の未然防止等に関する検討会」で、FDA

の定義を参考に「公衆衛生への危害及び経済的な混乱を引起す意図的な異物混入か

ら食品を守る努力」と定義されている。食品防御は食の安全を守る上で傘のような

役割を果たしている。食品工場の衛生管理や品質管理は、大きく進歩し、HACCISO

等に基づき高度に実施されているも、多くの異物混入が発生しており、完全に防ぐ

ことは難しい情況にある。種々の工場視察等の結果は、セキュリテイの状況やテロ行

為に対する危険性の認識はまだ極めて低いと思われる。食品防御は故意に、悪意を

持って予想外の攻撃が仕掛けられるため予測・対応が難しい。保健所などへの報告・

相談、健康被害・経済的損失の大きな差を周知しての対応が望ましい。

 食品防御策に係る対策等に言及した話題提供であった(資料134頁)。

3.「メデイアから見た食品のリスクとメデイア・リテラシー」

   毎日新聞東京本社 生活報道部 編集委員 毎日新聞記者 小島 正美

  (リテラシー:情報をつかいこなす力)

   メデイアは市民のニーズに応えようとする、市民の喝采を受けるニュースが良いニ

ュースで科学者が良いニュースと判断しても、市民が「ノー」と云えばそれは良い

ニュースとは云えなくなる。非科学的ニュースでもそれを支持する市民層が一定数

いる一方、批判する市民層もいる。メデイアは常に動く。市民や専門家が変われば、

メデイアも変わるということを知っておく必要がある。市民社会の構図をただす方

法の動向を見極めていくことが重要になる(資料134頁)。

 

 以上健康食品リスクフォーラムの講師の概要として、可及的に取りまとめてみた。

 資料:87/KSS事務局保管、関心のある方はご要望をお待ちします。

 

ニュ-ス関連情報

* 内閣府 食品安全性委員会(FSCe-マガジン

「健康食品」について その1(H27201512.09配信/メール

(顧客への対応として;参考まで)(関心がれば;URLhttp:www.fsc.go.jp」の検索を

お奨めする。本件については、後日ネット上でも違和感があるとする意見もみられる。

       「化粧品素材としてのアミノ酸・ペプチド最前線」

   監修:坂元 一民 、編集発行:シーエムシー・リサーチ(東京神田錦町)¥65,000

   発行:201510.16、Å4332頁; 第13章「シルクフィブロインの化粧品素材としての応用」寺内 聖治氏(KSS協議会 法人会員)執筆。 第1編 総論、第2編 素材、第3編 機能と応用、   (千葉県図書館にて購入:閲覧可。希望者KSS事務局まで)

                            

       シルク レポート(2015.11)記載記事の著者に面談「千總:チソウ()国産絹製品販売・商品開発グループ」の活動状況/(株)野村総合研究所(社会システムコンサルテング部)、

上級研究員 梅原 郁恵

 1.1  提携グループ支援の経緯(要約)

   国産繭生産の維持・再興を目指して蚕糸・絹業に係る川上~川下事業者の提携を促進す

  るための各種施策が打たれていた。2006H18)年~2007年(独)農畜産振興機構(農林

水産省の外郭団体)が調査することで、川上・川下提携支援と蚕糸・絹業再生プランの実

施のための分析検討を(株)野村総合研究所が受託した。提携の中いくつかのヒアリング

中で中心になる人物が川上から川下まですべての工程をある程度理解承知し、何より提携

に強い意欲・動機があることで()千總:チソウが構築しようとしている提携グループを支

援する妥当性をみた。

1.2      養蚕農家との提携(以下に記事の要約を示す)

全国農業共同組合中央会との接点から、養蚕農家に気も入れ出来そうな遭遇の機会を

得て、紆余曲折の結果、岩手県南2農協の養蚕部会メンバー(全体)で提携を実施する

ことになった。

1.3       対話による相互理解と提携のルールづくり

川上と川下の立場、双方の実情を知らずには疑心暗鬼しかでない。「とにかく云いた

いことは云う」ことをルールとして、相互理解を図った。メンバーが不満を抱えた状態では提携グループとして成功するはずもない。「(養蚕→製糸→きのもの販売だけにこだらず)メンバー全員の共存共栄を目指し、養蚕・きもの生産・販売が続けられるような仕組みを構築する」「より良い製品を生むためのアイデアがあれば何でもやってみる」と云うのがグループの基本ルールとなった。繭代は、選除繭歩合、解除率、生糸量歩合で設定して決まる方式とした。努力したかどうかが大きくかかわる選除繭歩合が価格に最も大きく影響するという方式での価格設定をするという工夫を行っている。各地域の各蚕期の評価成績・繭代は年2回の会合の際にも発表され透明性につとめている。 

1.4       他地域への展開

     種々の理由で最終的に提携できなかったと地域も少なからずあったが、岩手県全体、

宮城県仙北地域、栃木県南那須地域、福島県中通り・浜通り地区、山形県、青森県へ

と提携は広がっていった。慈善事業をしているのではなく、“お客様に買ってもらえる

よりよい商品を協力して作っていく“という姿勢が必要である。 

1.5       さまざまな取組み~きもの以外の製品への展開~

    各農協でも桑茶の販売や桑・シルクパウダー入りの食品の生産など、、繭販売によ

って得られる収入だけでなく、様々な製品を検討し、“養蚕業の発展”とともに、シ

ルク産業全体の共存共栄ができる道を模索し続けている。

2.      活動の課題と今後に向けて

本気で日本の養蚕業を衰退させたくなけらば、もうひと踏ん張り全員の方々が意識を高く持つことができればと感じている。グループ全体での繭生産量の減少の問題は未だ解決していない。今後も日本の養蚕が人材面・生産量の面で安定的に継続していける見通しは立っていない。海外産繭・生糸製品との競合に勝てる繭/生糸/製品を作っていくしかない。集約化養蚕等のアイデアも生まれつつあるが、高付加価値ができる製品ともからめながら、地域創生の流れの中で地域の雇用・産業として発展していくことを望みたい。

 

       「シルク レポート」 2015、N0.45,11 号 事務局保管

 

   梅原 郁恵 氏と面談の折 KSS協議会のPRはしておいた。今後 提携グループとの

   何らかの取組みなども発生すればそれなりの対処は状況を勘案しながら対処はできる。