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平成30327

             KSS協議会ニュ-ス127

 絹・蚕・桑多目的利用協議会事務局

                          プロザテック内

                    〒264-0023千葉市若葉区貝塚町10993 

                     TEL 043-234-2631 FAX 043-234-2632

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新年も束の間に経過して3月になったかと思いきや4月が迫ってきております。天候も寒暖が厳しく、暖かな春はまだ先になりそうな気配であります。第44KSS健康フォーラムも終了することができましたが、模様替えで総会(意見交換の「場」を取り入れたため)時間差が発生し間延びしたこともありました。最近は少子高齢社会への対応の取込みがやや顕著になってきたところの印象が際立つような面も見られるようになってまいりました。高齢者の健康とそれらへの対応も関心が高まってきているとみられるように感ずるところであります。幸いシルク産業の原点も掘り下げるとそこそこにみられるような現象が伺えるように見える。直接的ではないにしろ多少の関連性を見出すべく、そしてそのヒントを見出すべく、役立てて頂けたらと願いたい。

連絡事項

◆ KSS年会費 平成29:第17期(17.1018.09)年度徴収状況

   法人会員:11/11、個人会員:7/81名未納で連絡ないため退会と見做した)

   これをもって残念ながら1名の減少となった。ご協力に感謝いたします。

   機能性表示食品制度 届出状況 

   1329件(2018.3.22現在)ここまできたので、さらに続くであらうが次の取り纏めが必要 

  になってくるかも知れないが、如何に一般社会の必要とする方々に訴求効果を促し役立てら

れる方策の創出を展開することが期待される。倦まず弛まず継続することが望まれる。

◆ 44KSS健康フォ-ラム開催   

開催場所;東京都中小企業会館 8F 会議室A 

  開催日時; 平成302018)年37日(水)13001700

  参加者;会員:3名(諸用で不参加4名)、非会員3名(1名欠)講師3名、計9

 

 *「心の健康と食生活・運動」  

    国立精神・神経医療研究センタ- 疾病研究第3部部長 功刀 浩氏(クヌギヒロシ)  

  これまでの栄養素の体系化、見直しの見地からの解説。うつ病との関連する生活習慣

早寝早起きが重要、寝不足は中枢の体内時計に影響「脚気(かっけ)の歴史とその対応

高木博士:慈恵医大の奮闘の対応、米食の加工上の課題(疾病の解消)事例。カルシウム

不足、ミネラル欠乏(鉄:むずむず脚症候群、亜鉛の重要性)、エネルギ-の取り過ぎ、ス

トレスチェック等の予防、認知症と食生活・栄養の配慮BMI:30以上の肥満認知機能

  の低下、ミネラルの重要性、微量栄養素の必要性(葉酸等)、サイトカイン:神経炎症に連

  携、地中海式食事(シ-フ-ド、オリ-ブ油)の推奨、腸脳相関(過敏性腸症候群;2014

  年からの報告事例)、うつ病と運動療法(3040分程度、記憶力/海馬が鍛錬される)お茶(テアニン)の効果。現代の“隠れストレス”がうつ病因と考えられる。本テ-マの細部に亘る解説を得た。

 

 *「高齢者のQOL維持の為の脳梗塞、認知症マ-カ-の開発」

     千葉大学名誉教授、(株)アミンファ-マ研究所 

代表取締役社長 五十嵐 一衛氏(イガラシカズエ)

自覚症状のない小さな脳梗塞(かくれ脳梗塞:無症候性:SBI:Silent Brain 

Infarction)に対処・評価で血液検査により検出し、このSBIが見つかると健常者に比

べ脳卒中になる確率が10倍上昇することが確認されている。脳梗塞のような高齢時の

細胞障害は活性酸素より、スペルミン由来のアクロレインの方が数倍強い毒性をもつこ

とが実証された。血漿中のPCAcro(蛋白質結合アクロレイン)とIL6(インタ-

ロイキンC反応性蛋白(CRP)を測定するとSBI84%の感度で判別できた。脳梗塞

リスク値(脳梗塞にかかる確率値)健常者:0.14SBI値を有する者は0.805.7

の値が示された。注目されたアクロレインは生体内ではその毒性が顕著で活性酸素よ

り強力であった。食物ではこれらのアクロレインの除去能をもつもの(ピルビン酸、

エダ豆、漬物等)が知られている。さらに認知症への対応に期待される事例が教示さ

れた。この種の取込みの研究成果が高齢者のQOL(生活の質)に今後期待される。

 

  「健康寿命の延伸と食事」 

         神奈川県立保健福祉大学   学長    中村 丁次氏 (テイジ)

      人間は何故に雑食したのか。700万前から27種類のヒト族が誕生した(26族は絶滅し:事例でネアンデルタ-ル人等、それは種々の適応性やら不具合もあったようで)。ヒト族はホモサピエンスとして現存している。ヒトの栄養学は古代、紀元前から近代の医学・化学から推移して、大まかにはラボアジュを近代栄養学の祖とし、様々な歴史上の著名人も含めた関与と構成から社会情勢の下で現在に至っている。20世紀初頭にから、学際的には遺伝学、医学 分子栄養学がすすみ、日進月歩のかなりのスピ-ドで 進歩・発展してきた。さらに21世紀の初頭の今日にあって、人々が健康で幸せに過ごすにはどうすれば良いか知恵を出し合い、人間や社会について、看護、栄養、社会福祉、リハビリテ-ションの専門領域について手を組む意義や方法について広く学ぶための人生を展開できることが望まれると説かれた。

 

 

 

 

 

◆ 次回は第45KSS健康フォ-ラム 開催予定

  開催場所、日時(712日:水)は第44回に同じで開催を予定している。講師は

  美肌治療/ 「美」と「健康」開業医で神戸大名誉教授、農業生物資源研究所

主任研究員、「クワの非栄養性機能成分とカイコの適応戦略」関連の話題を予定、

もう一人は物色中 / 話題提供者のこれら以外の方々及びご希望の話題等あれば、ご教示・ご連絡を事務局までにお待ち致します(締切り5/10:木まで)。       

 

   東京都立食品技術センタ-平成30年度第1回講演会の件

 別紙参照(申込は各人で個別に参加頂きたく、申込先には当方から連絡済み、任意とのことで制約は特段にはない。用紙裏面参照)

 

講演1

    「機能性表示食品の現状と課題、事業者に求められること」

     科学ジャーナリスト  松永 和紀 氏

講演2

     食による健康増進の解明と新食品開発」

     東北大学未来科学技術共同研究センタ- 

     (戦略的食品バイオ未来技術構築)プロジェクトリ-ダ-・教授

           名誉教授 宮澤 陽夫 氏